見えない矢印を巡る旅 2合目および3合目

手塚夏子×高杉征司×浜田誠太郎


私たちは2024年のお正月早々に結成されたチームで、『見えない矢印を巡る旅』の作品上演に向け、今世界で起きていることに反応するメディアとなる何かを立ち上げようと、旅を続けています。きっかけは、コロナ期間中にSNS上でのコミュニケーションを通して何かが人々を引っ張り、そのことが行動や言動に何かしら影響を与えているという印象を、ダンサーである手塚夏子が感じたことで、フリーで演劇活動をしている高杉征司、早稲田小劇場どらま館で活動している浜田誠太郎の両氏に声をかけこのチームの結成が実現しました。「見えない矢印」とは、人々を引っ張ろうとする何かしらの方向性を意味します。それらは目に見えないけれど、なんか変だな、と感じる引力みたいなものです。去年の秋から公開稽古やワークインプログレスを重ね、今回の旅は2合目および3合目あたりの景色の良い尾根まで行けたらと試行錯誤を続けています。ただし、どこかに確実な頂上があるという旅ではもちろんなく、どこかの洞窟から知らない谷間に続いている道かもしれません。今回は、演劇人である高杉氏、浜田氏の経験や知識に力を得て、見えない矢印の法則性をフィクションに落とし込んで観察してみることに挑戦します。 それでいて、来てくださる方と意見交換しながら進めていけるメディアとなるよう、可能性を模索します。旅の途上でお会いしましょう。


2合目

日時:2025年 9月20日(土) 19:00~21:30

3合目

日時:2025年 9月26日(金) 19:30〜22:00 


料金:両日各2000円

2合目および3合目セット料金:3000円

場所:ワイキキSTUDIO

https://waikiki.ootany.com/

定員:両日各15人ずつ

予約:natsukote@gmail.com(手塚)

ワイキキSTUDIO – 日の出町ワイキキSTUDIO

和田尚久氏の「落語論」は夏休みで、次回は九月!です。 以下、よろしくお願いいたします。—————–■ワイキキ・レクチャー・シリーズ #2『ブレヒトの『戦争案内』研究』 vol.4日時:2025年8月17日(日)Open 18:00 /  Start 18:30 料金:¥2000(税込・当日精算)講師:『戦争案内』研究会 聞き手:大谷能生『戦争案内』研究会: 石見舟(ドイツ演劇研究者) 小池俊起(デザイナー) 西澤諭志(写真家) 羽鳥嘉郎(演出家) 古屋敬洋(会社員、俳優) 持田睦(演出家、ユイレ&ストローブ研究者)【『戦争案内』研究会第4回です。前回はこれまで出版されてきた版の違いを拡大レンズでインク&紙をチェックしながら語るという極めて刺激的な会になりました。一ヶ月おやすみ頂いて、残り二回。そろそろ「詩」の新訳も進んでいることと思います。ブレヒトがこの作品で狙ったことの本丸に迫れればと。「戦争」継続中の現在でこそ、必要な議論をしてゆきたいと思っております。】<企画概要>『戦争案内(原題:Kriegsfibel)』は、ベルトルト・ブレヒトが1955年に刊行したフォトエピグラム。第二次世界大戦当時、亡命先の各地でブレヒトが新聞や雑誌から切り抜いた70枚の写真にそれぞれ4行詩を添えた、きわめてユニークな写真集である。 https://www.eulenspiegel.com/verlage/eulenspiegel-verlag/titel/kriegsfibel.html ドイツ国外でもしばしば注目され、英語・フランス語・イタリア語などに翻訳されているほか、美術史家・哲学者であるジョルジュ・ディディ=ユベルマンが同書にもとづく著書を刊行している(邦訳『イメージが位置をとるとき』宮下志朗・伊藤博明訳、ありな書房、2016年)。しかし『戦争案内』そのものの日本語訳は単行本化されていない。 当研究会では、『戦争案内』をブレヒトの「異化」「演出」についてビジュアルを伴って考えられる恰好の題材であると位置づけ、訳文を作成してきた。本レクチャーでは各回テーマを設けつつ、訳文付きで『戦争案内』を読み進め、そのおもしろさに触れてもらいたい。 2026年には没後70年を迎えるブレヒトの重要な仕事のひとつとして、『戦争案内』はあらためてひろく読まれるべきだろう。レクチャー内容を反映した

waikiki.ootany.com

見えない矢印を巡る旅 2024-2025

発起人であるダンサー・振付家の手塚夏子(福岡在住)、劇団主催などを経て、現在はフリーで活動する演劇家の高杉征司(京都在住)、早稲田小劇場どらま館等での演劇に関わる浜田誠太郎(東京在住)の3人が集結し、互いの偏った思考を相対的に突き合わせながら作品のアウトプットに向けて共に旅をする。2024にゲストを迎えてのトークイベント・公開稽古・ワークインプログレスを横浜・東京にて実施。2025年も旅は続く。

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